16.テントやタープを張るとき正しい向きってあるの?(2)(2018/08/11)

◆形や大きさにかかわらず、手順さえ覚えればほとんどのタープはひとりで設営できる
大勢が寄ってたかってタープと格闘し、四苦八苦しているが、いつまでたっても設営できないでいる。なんとか設営できても張りが緩く、雨が降ればたまった水につぶされそうだし、少しの風にも飛ばされそうな立て方になっている。これはどこのキャンプ場に行っても必ず見かける光景のひとつである。「3人寄れば文殊の知恵」といわれるが、100人集まっても文殊菩薩に近づけない人ばかりだと役に立たないのだ。覚えてしまえば簡単だが、知らないということはなんと不幸なことか?

色、形、サイズとさまざまなタープがあるが、どんなものでも基本的な手順を覚えればひとりで設営できるのだ。ちなみに、市場で見受けられるタープを形状で分類すると、まずオーソドックスな四角形で、大きさによってポールを4本から6本も使うスクエア、またはレクタングラーと呼ばれるもの。同じく四角形だが対角線の2カ所にポールを立てて、残った2カ所は左右に張り出し、ロープをペグで固定する。飛行機の翼のような形になるウイング型。ウイング型の翼の部分を途中からカットし、六角形にしたヘキサゴン型の3種類に大別される。

ウイング型やヘキサゴン型は、2本のポールで設営するから簡単に立てられ重量も軽いが、左右に張り出すロープが短いと天井が低くなり、見かけのカッコよさに比べて有効面積は意外に狭い。レクタングラー型は、長いポールを使えば天井を高くでき、有効面積も広いから快適な空間が確保できる。難点はポールの本数が多いので重量がかさむことだ。

◆◆タープをしっかり張るためのロープワークを教えて
◆頑丈なペグ、ハンマー、口ープと、4種類のロープワークを知っていれば、がっちり設営できる

人間は忘れる生き物である。それも、年を重ねるにつれて激しくなる。私なんぞ、40年前のことはよく覚えているが5分前のことを思い出せないで困っている。人間を長くやっていると、引き出しの数も増えるが肝心なときに錆びついて開かなくなるのだ。

日常生活で縁のないロープワークを、大人になってから覚えるのはなかなか大変なことである。覚えるのは1回にひとつ。ひとつを完全にマスターしてから次に進む。漠然と結び方を覚えるだけでなく、どこにどのロープワークを使うのかを具体的に覚えることだ。

いつもポケットの中に50cmくらいのロープを入れて、繰り返し練習すると覚えやすい。みんな頑張れ。
◆タープの設営で覚えたい4種類の口ープワークを使う具体例
「南京締め」
ローブをペグに強く張るため、口ープに作った輪を滑車に見立てて締める。丈夫な本体とロ―プ、強いポール、よく効くペグが前提だ
「巻き結び」
・ポールの先端に、タープ本体をしっかりローブで固定させる
・口ーブを南京(なんきん)締めできつく張り、最後を固定
「もやい結び」
水の逃げ道をつくり、タープ本体を地面に直接固定するための口ーブを、ポールとボールの間のグロメットに取り付ける
「ラインズマン・ノット」通常の南京締めは力がかかってないとほどけるが、これで南京締め用の輪を作るとほどけないから、タープの設宮にうってつけ

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