17.強いポールの条件は?選び方のポイントは?(1)(2018/08/12)

◆ポールは地面に対して垂直では弱い。斜めにするほうがポールの強度を最大限に発揮するのた。
机の上に鉛筆を立てて、上から力を加えてつぶすのは、どんな怪力の持ち主であっても難しい。が、手にもって、横から力を加えれば子供でも折れると思う。

タープ用のポールの強度も同じである。どんなポールでも、真上からかかる力に対してはめっぽう強いが、横からくわえられる力には弱いものだ。ポールに加わる力に対して、ポールの強度を最大限に発揮させるには、ポールの株を内側にし、斜めにセットするのだ。

メーカーの作成するカタログに載っている写真では、どこの社でもタープのポールは、地面に対して垂直に立てていることが多い。これは、実用より見栄えを大切にしているためなのだ。カメラマンやデザイナーといった制作に携わるひとたちが、製作段階で一番気にしているのは、刷り上がったカタログの見栄えだ。つまり、お客さんのがこれを手にした時、きれいに見えることである。

昔から整理整頓の基本は直角、平行といわれている。例えば、散らかった机の上でも無造作に置いてあると、たしかに「散らかっている」としか表現できない。が、すべてのものを机の縁に対して直角や平行になる角度に置いて見てくれ。あーた不思議、あの乱雑に散らかっていた机の上が、きちんと整頓されているように感じるではないか。メーカーの作るカタログの写真も同じで、カタログや写真自体の縁に対して、直角、平行になっているときれいに見える。カタログの写真は、そういう理由でポールを垂直に立てているので、と思えばいい。

なぜ斜めにするのが正しいのか説明しよう。ポールの先端を支店としてタープ本体とロープの、お互いに引っ張り合う力がポールを伝わり、地面の方向に働く。垂直にたてたポールに加わる力は結果として角度の小さいロープ側に、より強くなる。そのため、ポールの真ん中部分には外側から内側に押し込まれる力が働く。この状能が長く続くと、ポールが真ん中で曲がったり折れたりしてしまう。タープ本体が強く、使用するロープやペグが頑丈で、しっかり設営したタープであればあるほど、ポールにかかる負担は大きいのだ。

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