20.タープの付属品のペグではタープが張れなかった(1)(2018/08/15)

◆タープをしっかり設営するには、地質に合ったペグと、ペグに合ったハンマーが必要なのだ
新しく購人したタープやテントには、ペグやハンマー、ロープが付属品としてセットされている。経験不足の人は、一見すべてがそろっているこれらの品を万全と思いがちだが、付属品がどこにでも使えると思ってはいけないのだ。

商品を売り出すメーカーは、それを購入したお客さんがどんな地質のキャンプ場に出かけるか、当然のことだがわかるわけがない。さらに、キャンプ場の地質は全国共通になるように「JIS規格で定められている」なんてことはありやしない。行く先々、似たような所はあっても、まったく同じという場所はない。したがって、地質に合ったペグと、そのペグをしっかり打ち込めるハンマーは、自分で用意する必要があるのだ。

ペグがしっかり効いているというのは、打ち込んだ周囲の地面の圧力で、ペグがしっかり固定されている状態を指す。がっちり固定されているのだから、地面が固ければ固いほどよく効き、ペグの表面積が広ければ広いほど、受ける地圧が増すので強く効くことになる。地面に打ち込む角度と、打ち込んだペグが、どの方向の力に効くのかなどは、前に説明してある。

ハンマーも、鉄板を加工して溶接でくっつけただけというような、付属品として入っているハンマーは、最初から当てにしてはいけない。ペグをしっかり打ち込むには、それなりの強度と重量を備えたものが必要なのだ。

◆ペグとハンマーの相性(1)
そこで、ペグを形状別に分析し、それぞれのペグに最適なハンマーを考えてみよう。市場でもっとも目につくのがプラスチック製で、断面がH状になったもの。これは、適度に踏み固められた所や根っこが張った芝生などの地質では使える。南京締めでしっかり固定するなら、ペグは長いほうが効果的だ。

使用するハンマーは、重いスチール製だとプラスチック製のペグは頭の部分や本体が割れることがあるので、強く打たないで重みを利用する。このペグには、頭部が900g程度の重さのあるゴム製か、スチールの上下に硬いゴムを付けたハンマーが最適だ。

細い鉄の棒っ切れの先を曲げただけのペグ。これが使えるのは、ドームテントが動かないように、四隅を固定するときだけだ。これなら付属のハンマーでも十分だ。

おすすめなのが、ホームセンターなどで売っている丸い鉄棒だ。直径が1cmで長さは30~50cmのもの。頭の部分が丸く輪になっている工事現場関係者御用達のペグだ。長さを2種類用意しておけば、砂地以外はほとんど使える。岩を粉砕して天圧をかけ、踏み固められてカチンカチンになった地面では30cm。砂地以外なら50cmのものを、議輪になった先端の首まで打ち込む。これなら、丈夫なロープを使って重示締めでしっかり固定できる。ハンマーは石工が使う1.3kgの重いものだ。

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