23.ロープの自在金具が壊れた。応急処置はできますか(2018/08/20)

◆自在金具が壊れても、自在結びというロープワークがある。これを覚えれば金具はいらない

あれば便利だが壊れたら途方にくれる、では悲しい。簡単なロープワークひとつで対応できるのだ。何も知らない人がロープワークを覚えるのは大変だが、ひとつを完全にマスターした人が、ふたつめを覚えるのはそれほど難しいことではない。どんな状況で使うかを、具体的に覚えることが重要なポイントだ。何事も必要に迫られて覚えた知識は身につきやすいものだ。キャンプを趣味として楽しんでいる人なら、キャンプに関連した技術として覚え、繰り返し使いつづけていると、目をつぶっていてもできるようになる。

ロープワークは苦手という人のなかには、いろんな結び方があるし、それぞれに名称がついていたりして、それを覚えるだけでも大変だと、はなからあきらめている人も多いだろう。たしかにロープワークの本などでは、同じ結び方であっても使う角度や形が変わっただけで、別の名称になって紹介されていることもある。しかしキヤンプを楽しむ人は、教養を高めるために新しい知識を身につけようというのではなく、実戦の場で役立つ技術や知識を覚えようとしているはずだから、名称なんか覚える必要はない。要は使える結び方を知っていればよい。この姿勢で取り組めば、あれもこれも覚えなければならないというプレッシャーもなく、気楽になれるだろう。

そこで、まず一番簡単な「巻き結び」を完全にマスターしてほしい。巻き結びは「固め結び」という結び方を2回続け、ふたつの結び目をくっつけたものである。二重に巻いたロープを、1本のロープで上から押さえて固定しているのだ。なぜ巻き結びかというと、ここで紹介する「自在結び」は、おおまかにいうと巻き結びの変形と覚えたほうが忘れない、と思うからなのだ。
I
・自在結びの結び方
(1)ポールから伸びたロープをペグの頭に通し、ロープに沿って上に向かう。ペグから40cmくらいのところで、巻きかけて上に向かわせる。このロープに巻き付いた結び目が「固め結び」である。
(2)さらに40cm上でもう一つ固め結びを作る。この二つの固め結びをくっつけると「巻き結び」になる
(3)固め結びにした先端を、もう1周結び目の下を通して上に向ける。
(4)変則の固め結びのすぐ上で、さらにもう一つ固め結びを作る。
(5)最後の固め結びを、変則の固め結びに締めながらくっつけて完成だ
(6)くっつけた結び目は、巻き結びの変形になっている

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