26.雨の心配がなくてもテントのフライトシートって必要?(2018/08/22)

◆キャンブ場では、雨が降らなくても夜露は必ず降りる。濡れたくなければフライシートを張れ
フライシートのないテントもあるが、フライシートとインナーがワンセットになっているテントは、日本の気候を考慮し快適なキャンプ生活を過ごせるように作られているのだ。

まず知っておいてほしいのは、コンクリートとアスファルトで地表を覆い尽くした都会の中心部と、大地がむき出しになった大自然のまっただなかでは、降りる夜露の量が違う。それも相当な違いがあるということだ。

キャンプサイトを思い出してほしい。タ方から夜になると、タープの下に置いたものは濡れていないが、外に出してあったものは全部濡れている。車の天井が一番わかリやすい。嚇云ひとつない晴天の日でも、こうして大量の水滴が天から降りてくるのだ。

夜露で濡れてもかまわないから、よく晴れた夜には天井のメッシュ越しに星空を眺めたい、というロマンチスト?には、それが楽しみでキャンプをするのであれば、あえて反対はしない。お好きにどうぞ。

一般的に、フライシートの付いたテントは多い。これらのテントは、必ずフライシートを取り付けることが前提に作られている。したがって、ロッジ型のテントでもドーム型のテントでも、フライシートに使う素材はインナーよりも丈夫なものが使われているはずだ。おまけに、フライシートには、裏も表も防水や搬水加工が施されているのだ。

いっぽう、インナーテントは、一体になったグランドシートの部分だけは表面処理も施され、丈夫な素材で作られているが、側面や天井部分は極薄の素材でできているので、防水や援水処理もフライシートほどではない。なかには、インナーの一部にメッシュを取り付けたものもあるが、これは手抜きをしているわけではなく、ある目的のために採用されているのだ。インナー店との役割は寝室のそれである。強力な表面処理を施すと、密閉されて通期ができなくなる。誰でも気持ちよく寝ている間に、酸素が欠乏して呼吸が苦しくなるのは嫌だろう。一見すると手抜きのように思えるこの作り方は、キャンパーが快適な睡眠をむさぼれるように、寝室の通気を考えてのことだ。

テントを市場に出しているメーカーは、多い。毎年新しい商品や、斬新なテントが作り出されている。各社とも、長い経験と失敗の(?)積み重ね、それにユーザから寄せられた貴重な意見を参考に、改良に改良を重ねているからである。

このように各メーカとも、日々努力を惜しまず、ひとえに使用する顧客の快適さと利便さを考えて作っている商品だから無駄なものはない、と思うべし。

フライシートがついたテントなら、それを取り付けて、初めてテントのテントとしての機能が発揮されるのだ。

横着しないで、きちんと設営とすることだ。

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