27.テントに付いている口ープは何のためにあるの?(2018/08/24)

◆インナーテントとフライシートの間の空間を確保し、風の影響を最小限にとどめるために使うのだ
最近のドーム型テントは、インナーテントをすっぽり覆うフルフライシートのものが主流だ。細いポールを組み立てて作る、この型のテントには2本から6本、なかにはもっと多くのロープが付属で入っている場合がある。

数あるロープのうち、とくに2本が重要な役割を果たすのだ。この2本のロープには、ふたつの役割がある。ひとつは横風に対する補強、もうひとつはインナーとフライシートの間の空間を確保するためだ。

フライシートをセットし、出入り口となる前後には、前室の空間をつくるために数本のペグを打ち込むから、前後方向の風にはある程度までの補強の役割を果たす。しかし、左右からの風には弱いので、ペグを打ってロープで固定して補強するのだ。

次に、インナーとフライシートの間の空間は、フライシートの内側に発生する結露からインナーを守る役割がある。フライシートは両面とも、防水や搬水加工が施されて万全だが、インナーテントは極薄の生地で作られ、さらに通気と換気か考慮して、撥水加工だけの商品が多い。二層になったテントでは、フライシートの内側に必ず結露が発生する。これは、内側と外側の温度差による自然現象だから避けられない。結露からインナーを守るためにこの空間を確保するのだ。

ロープの本数の多いテントの多くは、メインポールにセットして風から本体を守るために使われる。メインポールで支えるフライシートに、三角形のカバーがあり、その中にグロメットが取り付けてある。ここかりロープの先端を入れて内側のメインポールに結ぶ。このロープをペグで固定する。これで前後左右から、斜め方向の風にも、強度を発揮してくれるのだ。

<一口アドバイス>
・メインポールの4箇所とサイドの二箇所にロープを張って補強する。このタイプのテントでは、これ以上の補強はない。

・テントのロープを張る効果
【雨が降ったらこうなる】
雨が降った時、フライのサイドのロープを張っておかないと、雨の勢いでフライシートが押しつぶされ、インナーテントにくっついて内側の結露の影響を受ける

【風が吹いたらこうなる】
強い風が吹くとアルミニウムのメインポールの飴のように曲ってしまう。左右にロープを張って補強するだけでかなりの補強効果があるのだ

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