29.テントボールが折れた。応急処置できる?(1)(2018/08/26)

◆できる。それほど難しい方法ではない。覚えておけば、簡単に修理もできるからなにかと便利だ

ポールが折れるのは、ドーム型のテントが大半だろう。ポールは、30~60cmの長さのものをショックコードで連結した、折り畳み式のものが大部分である。使われている材質は、アルミニウム製のものが主流だ。アルミニウムは力がかかると、当然だがしなる。しなるから、ドーム型テントのポールとして使われるのだ。

正常に設営して曲がる程度では、撤収時に畳むと、元に戻るだけの復元力が備わっている。突風を受けるなど、正常ではない状況で強い力がかかると、変形したり折れたりすることもある。変形したポールは、そのまま使う分には問題はないが、元に戻そうとすると、曲がったところで折れるから無理に直さないことだ。

以前は、連結すると直線状になるものばかりであったが、最近はあらかじめ曲げたポールをセットの中に組み込み、天井部分が平らに近くなる形にしてテント内の空間を広げ、加えて風に対する強度を高めたものもある。

設営したテントの形状によって、ポールの破損しやすい部分は異なる。つまり、強風時にポールのどの部分に大きな力がかかるのか違ってくるのだ。

強い力がとくにかかるのは、接続して直線になるポールなら設営して天井で一番高くなる部分。曲がったポールが組み込まれたものでは、天井を支える柱の役割を果たす縦になったポールの真ん中だ。

私の経験から、ポールにはどんな破損があるのかを考えてみる。まず多いのが、接続部で雄状になったつなぎ部分が折れるのか、雌の部分が避ける破損。次に、強風を受けて大きく変形するか、もしくはポールの中心部で折れる。まれに、ショックコードが切れることもある。

応急処置には、折れたポールと太さが同じかそれ以下の丈夫な副木と、ロープかガムテープを用意する。副木には、強度の点で竹があればベストだが、なければ枝打ちできる木を探して、生木を利用する。なお副木に使う材料の長さは、バラしたポール1本分と同じか、少し長めのほ1っがしっかり固定できる。

準備が整ったら応急処置だ。テントを固定したペグは抜かなくてよい。ポールは留めたピンから外す。折れたポールを取り出す。破損した個所が真ん中になるように副木を当て、用意したロープやガムテープでしっかりと固定する。これで応急手当てはできた。

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