3.はじめに(3)(2018/07/28)

◆アウトドアでは男がホスト。女と子供はゲスト。と心得るべし(2)
何もしないのと、何もできないのとでは大違いである。私の独断でいえば、何もしないのは奥様に甘えているか、奥様の行為を拒否できない小心者、はたまたサド的な喜びに浸っている場合のいずれかである。

どんな人でも乳幼児から児童、生徒、学生へと、親のすねをかじる時代を経て大人になる。個人差はあるが、おおむね幼稚園から小学校に入るころ、男の子は活発になる。昔ならどこの地区にも必ずガキ大将と呼ばれるワルがいて、いいことも悪いことも、こと遊びに関しては、ほとんどこのワルガキから教わった。いつの時代でも、子供が遊びにかける姿勢、パワーは変わらない。
「小さいころから外で遊んだことはない」などという男はまずいない。どんな男でも、いくつになっても、子供のころの遊び心を少しはもちあわせている。子供のころとの違いは、人間を長くやっている過程で身についた技術と情報を使って、上手に行動することである。

俗にいうぐうたら亭主をおもちで、心の底からキャンプを経験してみたいというお母さん。まず、あなたはあなたのもつ情報網を駆使し、キャンプを趣味にしている家族を探しなさい。友達のだんなさんのいとこの連れ合いの弟夫婦の友人、といった人でも一向にかまわない。なんとか紹介してもらい、事情をすべてお話しして、連れていってもらうことを承知させる。キャンプを楽しんでいる人の多くは、どこかに自慢したい部分をもち、自分のもつ知識を人に教えることに喜びを感じるところがある。
ふだん道端で出会っても難しい顔をしていて近寄りにくい人でも、ひとたびキャンプ場に着くと、お人好しのおじさんに急変することがよくある。仕事や日常生活からも解き放されて、人間本来の姿で過ごせるアウトドアならではのことだ。

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