30.テントボールが折れた。応急処置できる?(2)(2018/08/28)

副木を当てて修理した部分は、強くなって変形しにくくなるが、その結果、修理部分に隣接した個所にかかる負担が大きくなり、そこが破損しやすくなる。これを避けるには、中心部で折れたポールは連結されたショックコードをほどいて分解し、修理個所が一番負担の少ない両端近くになるように組み替える必要がある。

ショックコードをほどいて分解する方法は、パーツを入手して折れたポールを自分で修理するときや、切れたショックコードを直すときにも使えるやり方だ。

<一口アドバイス>
折れたボールと太さが同じかそれ以下の、竹や強い木を副木にし、破損した個所が真ん中になるように副木を当ててロープやガムテープでしっかリと固定する、副木に使う材料の長さは、バラしたボール1本と同じか、少し長めのほうがしっかり固定できる。ローブて固定する場合は両端に巻き結びを利用する

◆ショックコードで連結したポールの分解修理の手順

(1)破損したポールを接続した状態で先端を持つ。連結部を外して畳むと、ショックコードの操作が難しくなるので、必ず伸ばしたままで作業を行う。

(2)先端と2番目のポールの接続部を抜いてつかみ、左右に広げる。左手で2番目のポールを持ったまま、間に出てきたショックコードを指先でつまんで固定する。

(3)ショックコードを伸ばして、分解したポール1本より長くなるまで引き出す。

(4)長く引き出したショックコードは、逃げられないよう指先に巻いて固定する。

(5)端っこのポールを縦にぶらさげるようにして、引き出したショックコードを押し込みながら、ワッシャーをはめた結び目をポールの先端から出す。出てきたショックコードの先端をつかんだら、引き出して逃げられないよう指先に巻いて固定する。

(6)ショックコード先端の結び目をほどき、ワッシャーを抜き取る。このワッシャーを紛失するとポールを連結できなく
なるのでなくさないように注意する。

(7)両手を離せば、ショックコードが縮んで、ポールはバラバラに分解する。ポールを組み替えて(修理では交換して)ショックコードを伸ばしながら通す。このときショックコードの先端が、編み込んだ編み目がほどけてバラバラに
なっていたら、ライターなどの火であぶって指先で丸めておく。

(8)どちらか一方の先端から2番目に、両側が雌状になったポールが組み込まれている。これがないと、ポール全体をつなぎ留めるショックコードをワッシャーで固定できなくなるので間違えないこと。

(9)全体に、ショックコードを通したら、ワッシャーを入れて先端を結ぶ。これで完了だ。ショックコードの先端は、再度修理するときにほどきやすい結び方で結ぶとよい。この手順を覚えて、いつも予備のポールを収納袋に入れておけば、応急手当てでなく、どこでも修理ができるのだ。

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