33.手作りキャンプ場開拓史……その2(2018/08/31)

私自身の手でつくるキャンプ場で、最初に手をつけたのが、テニスコートのフェンスとネットの撤去だ。とりあえず2面のコートを残して、ほかは全部撤去することにした。なにしろ、12面のコートをぐるりと囲っていたので、高ささ3m50cmのネットだけでも300mを超える。ネットを支える柱に使っていたスチールパイフも、100本以上の数である。このパイプは4mの長さがあり、50cmを地中に埋め込んであるのだ。ここはつくって10年以上経過していたので、埋まったパイプは錆びついて地面と同化したようになっていた。これを抜くのは、大変な苦労であった。テニスのネットを取り付ける柱を固定するコンクリートの塊は数も多いので、借りてきた小型のユンボで作業した。パイプも半分はこれで抜いた。

まっ平らな広い場所は、春先の雪解けの時期や霜の降りる季節に車を乗りまわすと、地表が凸凹に荒れるので、車の通路を決めて敷地内で採取できる大粒の砂をまいた。

散水用の水道の蛇ロが地表に飛び出していたので、地中に埋め込んだ。避難小屋として使われていた既存の建物に、水道を引いてシンクを取り付けそこに炊事場をつくった。トイレの数は少ないが水洗で以前からあったものを使う。

平らな所に、周囲の雑木林の木を10本ほど、通路を避けて移植した。

北西にある道路側の雑木林の開拓には、大勢の仲間が参加してくれた。薪にしか使えない木はすべて伐り倒し、枝を払ってから40cmの長さに切りそろえ、山積みにしてある。いずれ焚き火用の薪になる。残して有効に使えるのは、アカマツと力ラマツしかない。力ラマツでも密集している所では、細い木は間伐し、小さな雑木は根っ子ごと引き抜いて整備した。こうして間伐すれば、残した木の生長も早まるのだ。

年が変わって、南東側にある、まったく一歩も踏み込めないほどの雑木林の間伐に取りかかる。大きく育った雑木とクリなどの広葉樹の木を残して、あとは全部切ったり引き抜いたりして整備する。整備していってわかったのが、ここには立ち枯れになった大木が何本もあったのだ。これはキャンプ・ファイア用に最適だ。ここがある程度きれいになったら、北東側の山に取りかかる。まだ南西側にも広い山林がある。ここは以前から手入れしていたようで、大きな木が多いからあとまわしだ。まだまだこの作業は続くだろうが、森を見て木と相談しながら、あくまでも手作業で開拓するつもりだ。

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