41.寒くてツーバーナーの炎がなかなか安定しない(2018/09/12)

◆ジェネレーターを通る液体のガソリンが、気化しにくくなるので、炎が安定しないのだ。予熱が必要

ガソリンやホワイトガソリンを燃料とするツーバーナーは、燃料バルブを開けると燃料タンク内の燃料が空気圧で押し出され、タンク内の空気と一緒に、ジェネレーター内に霧状に噴出される。霧状に噴出された液体の燃料が、バーナー部に点火された炎の熱で気化することにより完全燃焼し、青白い炎になるのだ。

点火時に上向きにする点火レバーは、寒いときに作動させる車のチョークのようなものである。車のチョークは、燃焼室に濃い燃料を送り込むが、点火レバーはジェネレーター内に噴出される燃料を、薄めにして気化しやすくさせる装置である。働きは、まったく逆であるが、いずれも安定した起動を目的としたものだ。

外気温が極端に低くなると、点火レバーを操作して点火しても、ジェネレーターが熱を帯びるまでは、長い時間がかかるのでなかなか燃料が気化できない。気化していない液体の燃料は、真っ黒なすすを出して、メラメラといった感じの赤い炎で燃える。長時間これが続くと、バーナー下部にある、箱状のバーナーボックス内部にたまって燃えていた液体の燃料があふれ、本体内部から防風板を兼ねたふたまで燃やすことになる。

こうなると、燃えているのがガソリンだから、消すのが大変だ。ぼろ切れや毛布など、厚みがあって燃えにくいもので、ツーバーナーをすっぽリ覆うことのできる大きいサイズのものをかぶせて火を消すしかない。

火が消えても、安心してはいけない。バーナーボックスの中には、液体ガソリンがたまっている。本体を持って、ひっくり返してたまったガソリンを捨てるのだ。

寒いときは、早く炎を安定させるため、点火する前に燃料タンク内の燃料を使わないで、ジェネレーターを熱
し、燃料の気化を促進させる。このあらかじめ熱を加える行為をプレヒートと呼ぶ。

<プレヒートの方法>
燃料タンクに燃料を入れ、ポンプノブが固くなるまで、力いっぱいポンピングする。点火準備をすべて整えた燃料タンクを本体にセットする。焚き火などの点火時に使う、ペースト状の着火剤(ファイアスターター)や固形燃料を、ジェネレーターの下になるバーナー部の上に置いて点火する。プレヒート用の燃料が燃え尽きる前に、ツーバーナーの点火操作を行う。こうして点火したら、プレヒートされたジェネレーターを通る燃料の気化もスムーズに行われ、炎の安易も早まるのだ。

もっと簡単にプレヒートする裏業は、トーチを使う方法だ。ただし、カートリッジに入った液化ガスを燃料にするので、ブタンガス100%のカートリッジでは、零下になると気化しないので使えない。マイナス42℃まで気化するプロパンガスの含有量の多い、寒冷地用のカートリッジか、マイナス5~6℃まで気化する、イソブタンガスのカートリッジを使うことだ。

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