60.氷屋さんの氷と自家製の氷。どこが違いますか(2018/10/03)

◆氷屋さんの氷は、水の中の不純物や空気が取り除かれ、固まった氷の密度が高いので長持ちするのだ
氷屋さんで売っている氷は、ひとつが130L以上の水をマイナス7℃という、それほど低くない温度で48時間かけて作る。水をゆっくり凍らせると、純粋な水分から凍リはじめ、透明ガラスのようにきれいに凍り、水以外の物質は白っぽくすりガラスのように凍るのだ。

具体的な作リ方は、水を入れた大きな四角い容器にステンレスパイプのストローを差し込んで、空気を吹き込みつづけながらじつくり凍らせていく。こうして送り込む空気で水を攪拌しながら、低温でゆっくりと凍らせることで水だけが凍り、中に含まれる水以外の物質は比重などの差から取リ残されて中心部に移動する。途中で中心部の水を抜き取り新しい水を入れる。この工程を2度繰り返し、パイプが凍りつく前に取り出す。

最後には水に含まれた物質も凍りつくので、大きな塊の上の中心部に少しだけ白く濁った部分ができる。ここは小さくするときノコギリで切るのでわからなくなる。こうして時間をかけてじっくり作った氷は、純粋な水の塊なのできれいな透明になる。できあがった氷はマイナス25℃の貯蔵庫で冷やされる。純度の高い氷を低温にすることで締まってさらに硬くなり溶けにくくなるのだ。

家族4人で出かける1泊2日のキャンプで、翌日までの食料を冷やせればよい。と、いうのであれば、クーラーの大きさにもよるが、ペットボトル3~4本に水を入れ、2~3日前から冷凍庫で凍らせておけば、往路は氷の役割を果たし、帰路では飲み水として使える。

大勢で2~3泊の予定で出かけるなら、冷やしておきたいものの量も増えるし、冷やしたい時間も長くなるので、長持ちする氷屋さんの氷をできるだって入れることを勧める。

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