69.マットレスといってもいろいろ、どんなものが一番?(2018/10/15)

◆エアマットレスは、消耗品と心得るべし。薄手のポリウレタンマットも手軽でいい
まずは、ポンプで空気を入れ、膨らませて使うエアマットレス。これをテントの中に入れると、子供は必ずトランポリン代わりにして遊びたがる。大人でも遊びたい衝動に駆られるのだから、子供に「遊ぶな」というほうに無理がある。その結果狭い範囲に急激な力をかけることになるので、中の仕切り部分が破れるなどして使えなくなる。もちろん穴があけば、空気が入らないのでこれもダメ。運よく平らな部分に穴があいた場合は、付属のリペアキットで直せるが、縁どりの部分や凹凸の大きい個所にあいた穴を直すことは難しい。これを購入したときは、破損すること覚悟し、ある程度の期間使うだけの使い捨て商品と考えることだ。

通称「銀マット」と呼ばれる軟らかいポリウレタンを加工した薄手のマットは、バイクツーリングやトレッキング、山登りの連中が丸めてザックにくくりつけて運んでいる姿を見かけるだろう。材質が保温性のよいポリウレタンだから、よほどの凸凹の地面でないかぎり手軽に使える品だ。おまけに、全身くまなく日焼けしたいときは、銀になった面を上にして裸で寝っ転がれば、脇腹にまで太陽光線が反射してきれいに焼けるのだ。

寝心地と下からの冷気を遮るだけなら、途中のスーパーマーケットで買い物ついでに大きめの段ボール箱を手に入れておく。これを分解して下に敷き、その上に寝袋を敷いて寝れば、ポリウレタン・マットの代わりくらいの役割を果たしてくれるのだ。

キャンプ用に開発された商品にばかり目を向ける必要はない。広い世の中には、ほかの目的で製造されたものでも、応用力を発揮すればキャンプに流用できるものがたくさんある。大きなワンボックス・カーなどを使っていて、収納スペースがたっぷりあるという人に、私が考えたマット作りの裏技を伝授しよう。

ホームセンターや建材を扱う店に、本来は壁や屋根の内側に入れ、断熱材として使うポリエチレン・フォームがある。長さは180cm、幅は30cmと45cm、厚みが3cmだ。私はこのなかから幅30cmのものを選んだ。これを縦にして横に2枚並べ、接続部を布製のガムテープでくっつける。これならふたつ折りにして運べるし、とても軽いので、どんなすき間にでも収納できる。これがまた、私の愛用しているコットに、ぴったし収まるのだ。夏場は必要ないが、寒いときには手離せない。

一度どれくらいの断熱効果があるのか調べるために、真冬の庭先で、踏み固められた雪の上にこのマットを敷いて、その上に寝転んだことがある。するとどうだ、下からの冷気はいっさい感じられないではないか、それだけ断熱効果が高いという証明だ。また、ポリエチレン・フォームは軟らかいので、凸凹の地面に敷くと、小さな石っころなどの突起物は中に吸収するので快適に寝られる。寒い季節にも出かける人は、ぜひ試してみてくれ。

<人うちアドバイス>
・市場で売っているマットは種領も多い。硬いのが好きな人、軟らかいクッションを選ぶ人と、好みに合ったものを探すのがいいが、既製品だけでなく応用作品もできる

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