70.コットのことを詳しく知りたい(2018/10/15)

◆大人には骨組みが頑丈で、布地にたるみがないもの。子供なら布地がハンモック状になるものを
コットは勧めるが、コットと名のつくものすべてとはいわない。骨組みが頑丈で、組み立てたときに布地にたるみがなく張りがあること。さらに、200kg以上の重里にも耐えられる商品であれば、買いだ。

軽くて持ち運びが便利という商品は、価格も手頃に設定されているが、何年も使いたいのであれば、少々効果でも品質重視で選ぶことが大切だ。丈夫さの目安としては、どれくらいの重量に耐えられるのかを示す耐荷重表示があるから参考にすること。耐えられる重量が100kg以下なら、安くても断念したほうがいい。

骨組みの強度は、全体の重量を参考にすれば、どの程曳の丈夫な材質を使っているかが判断できる。総重量5kg以下の商品なら、大した素材は使っていない。価格に惑わされないように注意してほしい。

布地は、生地の素材もさることながら、織り目がびっしり詰まったものがよい。さらに、組み立てが簡単すぎないことも重要なポイント。簡単すぎると使いこなすうちに、緩んで張りがなくなることを覚悟しなければならない。最後に組み立てた布の表面を、太鼓のように叩いてみる。叩いた手を跳ねっ返すような張リがあればOK。コットはこれでなくてはいけない。

例外としては、睡眠中に激しく動きまわる子供が使うコットだ。成長期の子供はだれでも寝相は悪いもの。いつ下に落ちるかわからないから、脚は高くないもので、上に寝たらハンモックのように沈み、くぽみに入り込んで体が固定されるものを選ぶこと。

これは、どうしても子供にもコットを与えたいと思う人のための注音点である。小さな子供は、睡眠中にも動きまわって運動することが、成長過程で必要なことかもしれないので、下に寝かせるのがいい、と私は思う。

コットとは、そもそも野営用のベッドのことだ。ベッドは寝室に置いて、夜の睡眠をとるための道具だが、キャンプ中には別の使い方もできる。

例えば思わぬ来客があった場合や、子供用の椅子として使う。夜更かしした翌日や二日酔いの日など、のんびりお天道さまと仲よくしたいときは、外に引っ張りだして日光浴を兼ねた昼寝。蒸し暑くて寝苦しいときは、タープの下に置いて寝る。夜空の星がきれいな新月前後には、外に出したコットに寝転んで満天の星をぽんやり見ていると、いくつもの流れ星が見られる。日差しの強い炎天下では、寝袋や洗った食器類を並べて日光消毒をする。と、このようにコットは幅広く使えるのだ。

私が15年以上愛用しているコットは、沖縄の店で買ったものだ。米軍の払い下げか横流しかわからないが、入手したときは新品だったから、たぶん横流しの品だ。肉厚のある丈夫なアルミニウム製の骨組み、布地もしっかりしていて重量が9kgという品。現在でもビクともしない丈夫さを保っている。

<一口アドバイス>
15年以上愛用している米軍の横流しヒント思われるコット。肉厚のアルミニウム製のフレームは丈夫で、布地もピンと張っている。重量は少々かさむが現在でもビクともしない。夜の睡眠用だけでなく日光浴、昼寝、読書、観察用のベッドから、椅子になったり寝袋を広げて干すなど、手軽に移動できるので幅広く使っている

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