72.椅子を選ぶ基準がよくわかりません(2018/10/16)

◆憩いのひとときを演出してくれる大切な道具であり、キャンブで一番お世話になるのが椅子だ
椅子はキャンフ史だれもが一番お世話になる道具だ。経験が浅いと、座れればいいから安いことが第一と、価格優先になりがちだが、何回か出かけ、椅子にお世話になる時間の長さがわかってくると、椅子に対する考え方も変わってくる。安物崇拝主義者(?)であったのが、座り心地を優先させるようになるのだ。

キャンプは遊びである。非日常を求めて自然のなかでの団らんと憩いのひとときを過ごすために家族がそろって出かける。この団らんと憩いのひとときにこそ、椅子が重要な役割を果たすのだ。ゆったりと身体を包み込んでくれて、どこかりともなく襲ってくる睡魔に逆らうことなく全身を任せたくなる座り心地のよい椅子が欲しい。

私の独断であるが、ひとリの人間が憩い用の椅子と、食事用の椅子を別々に準備するとは思えない。ゆったりしたサイズで、どんな格好で座ろうともやさしく受け止めてくれる座り心地と、前後左右に揺すっても、たとえ大人がふたりで座っても揺るぎない安定性と丈夫さを備えた椅子が一脚あれば、それに勝るものはない。

構造的には、脚元は点でしっかリ地面に接しているものが安定性がある。座面が布張リの場合、布地の縫い目が線で取り付けられているほうが、縫製部分が長くなるので体を支える強度も強い。プラスチック系の素材は、外気温や紫外線の影響で劣化することがあることも知っておくといい。

アルミパイプを加工した骨組みの商品が多いが、見かけは同じアルミニウムでも、材質太さ、肉厚によって強度が異なってくる。これらを外観だけで見分けるのは難しいが、強度を調べる簡単な方法がある。

どんな構造のものでも、前後左右からの力には強くできているが、斜め方向やひねりに対する力はかなり劣る。座り心地を確かめ、強度を試してビクともしないことを確認してから購入すべし。

私がキャンプを始めたころは、クーラーやランタンケースを椅子替わりに使っていたが、道具がそろったのに椅子がないのは格好が悪いので、折リ畳み式の安いものを購入したのが最初だった。その後のキャンプ生活のなかで、折り畳み方も形もさまざまな椅子を使ってきた。

なかでも、座るとおしリがスッポリと入ってしまう椅子は、落ち着かなかった。まるでこたつに入った人の動きが鈍くなるような感じであった。また、あわや大惨事になるような失敗をしたのが、支える脚は前後に各1本のパイプを取り付け、コーナーを曲げたもの。これは前後の動きには安定性があったが、めいてい左右の動きには弱く、酪酎に近い状態でこの椅子に座り、真横に90度の角度で、見事にぶっ倒れたことがある。

「髪は長ーいお友達」とは、養毛剤の宣伝文句の一部だが、キャンパーにとっては椅子こそ、長い友達といえる上等なものが欲しいものだ。

<一口アドバイス>
キャンプ中、一番お世話になる椅子は、格別のこだわりをもとう。いくつか私のこだわりをしょうかいしておく 
・体を支えるために、丈夫な布を強い糸でフレームに長い線状に取り付けたもの
・座面の幅と置く息が、ゆったりとしたサイズであることも、座り午後地のよい椅子の譲れない条件のひとつだ
・平らな地面の少ないキャンプでは4箇所で伊豆全体を支え、てんで大地に接しているほうが安定性がある
・座面の布が丈夫な素材で、中にポリエチレン・フォームが入っていると、お尻が冷気から守られて座り心地もいい

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